悟りの窓

魂とつながる日本固有の自己成長の道

変わりたいのに変われない。そんな人こそ自己肯定から変わろう

約10分
変わりたいのに変われない。そんな人こそ自己肯定から変わろう

「変わりたい、でも、変われない」という悩みはよく聞きます。かつて私もそうでしたので、自分のことなのに思うようにならない、その歯がゆさ、不甲斐なさはよくわかります。

けれど、そこで自分を責めてはむしろ逆効果というもの。本気で変わりたいと思ってもなかなか変われない理由、自己否定に陥らずに自己肯定から変化する方法についてまとめてみました。

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1. 変わりたいけど変われない理由

(1) 「意識が現実を創る」というのはウソ!?

スピリチュアル系を自己啓発系を問わず、よく言われるのが、「意識が現実を創る」ということ。

ビジネス系もそうかもしれません。「意志あるところに道は開ける」と言いますね。

であれば、「変わりたい、自分を変えたい、理想とする人生を歩みたい」など、強い意志があれば、絶対に変われるはず。そう思うのは無理ありません。

自分の経験でも、休日に本を読んだり、セミナーに出たりした直後には、「自分にもできそう、よしやるぞ!」と気合を入れるのですが、多くは長続きしませんでした。

週が明けて朝の満員電車に揺られ、会社という同じ環境に身を置き、見慣れた上司や同僚、お客さんと仕事をするうちにそんな決意もどこへやら。

いつもどおり残業を家に帰り着くころにはヨレヨレで、ビールを飲んで寝るだけで1日が終わる。

翌日からも毎日押し寄せるやることの渦に巻き込まれていく。

でも、あえて言います。それでも、やっぱり、

「意識が現実を創る」

これはウソではありません。たしかに真実です。と私はそう思います。

では、何でこんな残念ことになってしまうのでしょうか。

(2) 自分の中の二人の自分

その訳は、一言で言うと、自分の中に二人の自分がいるからです。

一人は、「変わりたい」という自分。これは自分と思っている自分です。

でも、もう一人「変わりたくない」という自分がいます。この自分は普段影に隠れています。

よく言われる、顕在意識と潜在意識というものです。

そして、現実を創造するエネルギーとしては、圧倒的に潜在意識の方が大きいのです。

よく氷山に例えて、顕在意識が海上に出ている部分としたら、水面下の潜在意識はその何倍もの大きさなどと言われます。

潜在意識は、本音という言い方もできるかもしれません。

口では変わりたいといいながら、本心ではそう思っていません。

変わりたいと本気で思っているのに変われないようなケースでは、自分でも本音に気づいていないのです。

けれど、変化したことで生まれる大変なことや好ましくない点を潜在意識は鋭敏にキャッチしており、そんな大変なことはやりたくないと思っていたりするのです。

また、潜在意識はその特性として、現状維持のメカニズムを持っています。

すなわち、なるべく変化がないようにないようにと働く、ということです。

これは、変化が生命の危険に直結した原始時代から受け継がれた本能的な習性と考えられているようです。

(3) 環境の影響を見くびっている

変わりたくても変われない場合、職場、住居、どんな人と関わるかなど、普段の自分を取り巻いている環境の影響は見過ごせません。

環境は一つの現実であり、潜在意識が作り出したものです。

ですから、今の環境は潜在意識を映し出したものと言う見方ができます。

その環境に身を置いているということは、その意識の状態にどっぷりと浸っているということです。

現状維持を好む顕在意識が、現実という目に見え触ることができ、心に大きな影響を与える素材を用いて、現在の場所に自分を縛りつけようとするのです。

例えるなら、青い染料を溶かしたプールに浸かりながら、赤い染料を使って布を赤く染めようとするようなものです。

心の世界ではそれが不可能とは言いませんが、その難しさをよく理解しておく必要があります。

(4) 自己否定が良くない理由

以上のような理由で、顕在意識で変わりたいといくら本気で思ったところで、潜在意識が変わりたくないと、現実は変改しないという結果がやってきます。

それで落ち込んで、自分はなんてダメな奴なんだと、つい落ち込んでしまいがちですが、これは逆効果です。

変わらない現実を前に、ネガティブな状態になると、その思考や感情、あり方に合った現実、つまり、落胆するような現実が強固になるのです。

そして、やっぱり自分はダメだとさらに自己否定が強まり、それを裏付けるような出来事が起き、という具合に自己否定的信念を強める悪循環が始まります

このループに陥ってしまうと、それ自体が潜在意識に落とし込まれてパターン化してしまうので、さらに現実が変化しないということが起きてしまうのです。

ですから、まず、自分を変える試みにおいて、自己否定からは何も生まれないということを心に明記しておきましょう。

2. 自己肯定から変化するには

(1) 理想と現実の位置エネルギーを揃える

自己肯定から変化していくうえで、最も本質的で大切なことを最初に挙げます。2

それは「理想と現実の位置エネルギーを揃える」ということです。

どういうことかというと、未来の変化した後を理想として高く持ち上げ、一方、現在の変化する前の現状を不満だらけの現実として低く見るのをやめる、ということです。

エネルギーとは、未来のことを考えると気持ちが高揚して軽やかないい気分になり、現在に思いを戻すと気持ちが沈んで重苦しい感じがする、そんな感じです。

つまり、未来のエネルギーが高く、現在のエネルギーを低く捉えているのです。

式で書くと、「未来>現在」ということです。

これを、できるだけ、「未来=現在」にもっていきましょうということです。

「未来>現在」だとなぜよくないかというと、たいへんだからです。

低いところにあるもの(位置エネルギー小)を高いところに持ち上げる(位置エネルギー大にする)のが大変なのと同じ理由です。

具体的なやり方を記します。

①まず、現在の状態の自分にとって役にたつ点、好都合な点、利益などをリストアップします。

目標は30個から50個ぐらいです。ちょっと大変かもしれませんが、がんばってください。

②次に、変化後の状態の自分にとって役に立たない点、都合が悪い点、不利益などをリストアップします。

やはり、30個から50個ぐらいあげましょう。

理想的にうまくいくと、現状に対する感謝が自然と湧いてきます。

そして、変化前と変化後と、どっちでもいいかなという気がしてきたら完了です。

これが「変化前=変化後」に近い状態です。

その上で、まだ変化後の方がいいと思えたら、変わればいいのです。

最初の状態よりも、エネルギーを使わず抵抗なくスムーズに変化できるはずです。

もし、もう変わらないでいいと思えたら、だったら今のままでもいいと思うんです。感謝できるぐらいなんですから。

 

なぜそうなるかについても、書いておきます。

変化後の状態を上に見ている時、いわばそれは理想として持ち上げて崇めている状態です。

本来、物事はニュートラルという原則からすれば、理想という見方は幻想です。実際には隠れたマイナス面があり、たいへんなことやしんどいことが存在します。

一方、現場にも隠れたプラス面があり、そこから得ているものがあります。

船井幸雄さんの言葉を借りれば、「起きることはすべて、必要、必然、ベスト」なので、自分にとって一番いいから現状がそうなっているとも言えます。

現状の隠れたプラス面と理想の隠れたマイナス面というのは、あくまで顕在意識からは隠れているだけであり、潜在意識はもっと視野が広いのですべて認識しています。

だから、変化して予期せぬマイナスにぶち当たることを嫌い、隠れたプラスが存在する現状を維持しようとするのです。

変化前と変化後の位置エネルギーを揃えるということは、こうした潜在意識の現状維持メカニズムを外すことにつながるのです。

(2) 小さいことから始める

小さいことは、潜在意識の現状維持メカニズムをかいくぐるのに有効です。

一般に、大きい変化=大きい危険と考えられるので、このメカニズムが強く働きます。つまり、変化しにくいのです。

一方で、小さく変わるのであれば、潜在意識も安全と判断し、変化を許します。

変化してみて安全が確認できたら、それが現状になります。そこからまた変化を積み重ねます。

そうすると、潜在意識の大きな抵抗を受けることなく変化していけます。

この方法は、自己肯定ベースで進む上でも有効です。

大きな行動をしようとすると、当然ながら小さな行動より達成できない確率が高まります。

小さい行動の成功だと自己肯定感も小さく、大きい行動が成功すると自己肯定感も大きいと思うかもしれません。

たしかにそうなのですが、それではうまくいきません。

大きい行動は成功すればいいですが、失敗するケースも多くなります。

そうなると、完璧主義の人は特にそうですが、全部はできなかったことに注意を奪われできた部分も切り捨ててしまいがちなのです。

かつ、達成できないことが続くと、自分を責める結果、行動そのものをやめてしまうことが起きてしまいます。

これではせっかくの良い変化の兆しもなかったことになり、元の木阿弥になってしまいます。

(3) 自分を褒めるサイクル

小さい行動、小さな成功で、起こしたいのは、自分を褒めるサイクルです。

小さい行動はうまくいく可能性が高いでしょう。

いえ、むしろ絶対に成功するようなごく小さな行動から始めるべきです。

そして、当たり前ですがうまくいきます。

でも、できたのだから、自分を褒める、気分が良くなる。

次に、少しだけ大きな行動にチャレンジします。これもできるから自分を褒めます。

そして、次に、、という好循環を少しずつ拡大していくのです。

でも、いつかは行動がうまくいかないことも起きてくるでしょう。

その場合はどうなるか。

それまでに自己肯定の蓄積があると、少々の失敗にはめげません。

100を目指して80だったけど、80はできたと、まずできた部分を認めます。

これはできたことを評価することが習慣化されているからです。

次に、うまくいかなかった事実は事実として受け入れ、どうすれば改善されるかを考えます。

その行動に関して、自分はできる人というセルフイメージができているので、前向きな姿勢で考えることができるし、建設的なアイデアも浮かびやくすなります。

そうやって、次の機会に、その課題をクリアできると、さらに自己肯定が上がり、大きな行動がたやすくなります。

失敗しても工夫して乗り越えられるというセルフイメージ、さらに繰り返すことで潜在意識にまで到達し、現実化を司る潜在意識の支援まで得られるのでとても心強いです。

このような形で自分を褒めるサイクルを作ることは、自己肯定から変化していく上で非常に有効な方法です

(4) 環境を変える

最後に、ちょっと違う角度からのアプローチを紹介します。

上で、変わりたくても変われない場合、職場、住居、どんな人と関わるかなど、環境の影響は見過ごせないと書きました。

環境は一つの現実であり、潜在意識が作り出したものであるとも。

これを逆手にとって、可能な範囲で環境を変えてしまうのです。

潜在意識が環境を作るという関係は、実は逆にも有効です。

つまり、潜在意識⇄環境ということです。環境を変えて、潜在意識を錯覚させるようなものです。

ですから、この場合、環境は変化した後の自分にふさわしいものである必要があります。

たとえば、心地よさや自分が満たされる感じなどを目安にすると、自分が変わることにより、同じような感覚を得られる可能性が高まります。

小さな変化の積み重ねと併用すると効果はさらに高まるでしょう。

3. まとめ

自己肯定から変わる方法は、いかがだったでしょうか。

自己否定して自分を叱咤激励しながら、重い荷物を上に運び上げるような従来の頑張流方法に比べてずいぶん楽に感じられたかもしれません。

私は、本来人は無限の可能性を持っており、自由に変わっていけると思っています。

ただ、今の現実を自分がつくっているのにはそれ相応の理由があり、それを解消するのが、今に感謝したり、未来をフラットに捉え直すことかと思います。

また、このような方法を用いれば独力で変化していくことは可能ですが、どうしてもむずかしかったり、自己否定に陥りがちな人は、グループで取り組んだり、ヒーラー、カウンセラーなど援助者に力を借りたりする方法もあるでしょう。

あなたの人生が、より自分らしく、いきたい方向にラクに変わることを祈ります!

以上

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この記事を書いた人

祇場 駿矢(しば しゅんや)
幼い頃から「人は何のために生きるのか」「人はどこからきてどこへ行くのか」「ここは自分がいる場所ではない」などと考える子供だった。

ところが、昭和の成功の常識に染まり、京大法学部からメガバンクに。バブル崩壊からITバブル、リーマンショックなど日本経済の栄枯盛衰を経験。

忙しい毎日を送りつつも、目に見えるモノ(物質、金銭、地位、肩書き)では、決して心が満たされることはないことに気づく。

世間的なうたかたの価値に見切りをつけ、人間が生きることの本質的価値を探究して2014年に銀行を退職、起業する。

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