悟りの窓

魂とつながる日本固有の自己成長の道

悟りを目指す人のお金の扱い方10の知恵

約8分

現代社会で暮らしているとお金のことをまったく考えない日は、ほとんどないと言えるでしょう。

悟り、といっても様々なレベルがありますが、総じて精神的な安心や高みを目指すといってよいかと思います。その上で、お金をどのように扱うかについて、10とおりの考え方をまとめてみました。

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1.お金の不安との付き合い方

お金があっても幸せとは限りません。むしろ、お金があることが原因で不幸になる人はたくさんいます。それはなぜでしょうか。

老後の準備、何かあった時の備え、そんな理由で人はお金を使うのを我慢し貯金します。しかし、それは不安をお金で蓋しているようなものです。本質的には、解消されていないので、心の内深くに抱え込むようなものです。

不安を見ないことにするのは得策ではありません。収入と支出のバランスを取って、少しずつお金を貯める。貯まったお金を投資に回して、増やす。その際、支出は本当に好きなことに生き金を使う。その方がお金が巡って来やすくなるものです。

このようなお金とのよりよい付き合い方を学んで実践することで、お金の不安に振り回されることが減ります。それが精神的に豊かになる、つまり、悟りに近づいて平安な人生を送るために大切なことと言えます。

2.お金のブロックの原因は分離意識

お金に対する心理ブロックは自我の性質である分離の意識が原因です。それは安全・安心欲求からくる生物として本能的なものです。分離がベースなので、有限の中での奪い合いという思考になります。

自分が豊かになるには誰かから奪わねばならず、反対に誰かが豊かになることは、自分が奪われることになります。このためお金を稼ぐことにも、使うことにも抵抗が出てしまいます。

このような思い込みを解消するには、行動して必ずしもそうとは限らないという結果を得て、腑に落とすことが有効です。そのためには、お金に対する自分の感情から目を背けず、お金に関する学びを深めて、行動に移していくことが大切になります。

お金のために自分らしくない思考や言動を取ってしまうことは誰しもあるでしょう。お金に振り回される自分を見たい人はいないでしょうが、そういう自分に向き合い、しっかり認識する(悟る)ことが最初の一歩となります。

3.お金にはその人の人間性を示すもの

神仏の視点から見ると、一人の人間が生まれてから死ぬまで、お金とどう向き合ったかが、その人の重要な判断ポイントとなります。

人生とは、どこまでいっても思い通りにはならないものです。その真理を受け入れるのが、一つの悟りです。お金についてももちろん同じことが言えます。

お金についても、思い通りにならないことをわかった上で、執着して追い求めすぎず、しかも入るものは拒まず、そして、自分のところに来たものはしっかりと生かして使うことが大切になります。

お金とそのような付き合い方ができたかどうかが、その人の人間的成長(悟りの度合い)を左右するということです。

4.お金を求める理由は恐れ

お金が欲しいという思いは、お金の心配から逃れたいという思いからやってきます。結局それは恐れに行き着きます。

恐れには他にも、一人はイヤだ→パートナーが欲しい、無価値だと思いたくない→生きがいが欲しい、など様々な恐れと欲求があります。

そして、それらに共通する恐れの奥底には、何のために生まれて来たのか?死んだらどうなってしまうのか?という究極の恐れがあります。

で、恐れている者の正体を見ていくと、恐れている人とそれを見ている人が別であることに気づきます。恐れている人が自我(エゴ)であり、見ている人が本当の自分です。

お金を求める思いの奥底にある恐れ、それを通して、本当の私に気づくことが悟りの道といえるのです。

5.悟るためにお金は必要なもの

お金の話に抵抗を感じる人は多いですが、悟るためにお金は必要です。たとえば、学ぶための書物を買ったり、心身を健康に保つために質の良い食事を摂ったり。よい教師から瞑想の指導を受けるにしてもお金が必要です。

そもそも自分を満たすという行為は、心の成長段階を次に進めるにはとても大切なことです。際限なく貪る心を持つ人は、それ相応の対処が必要なことは言うまでもありません。

別に高額なお布施や壺などを買うという話ではなく、安定した生活や心の余裕がなければ、悟りを目指すなどおぼつかないことは明らかでしょう。

6.お金を求めるのは愛があるから

お金を欲するのは自由を求めているから。お金があれば、どこでも好きな場所に行けたり、好きなものを買ったり食べたりできますね。人はその自由を味わいたくてお金を欲しがるのです。

ではなぜ自由が欲しいかというと、それは喜びや幸せを得たいから。そして、喜びや幸せを得たいのは、自分や家族などの身近な人を愛しているが故です。

お金を欲しいという気持ちの裏側には、愛があるのです。その意味で、お金や欲を汚いものとして否定するのは考えものです。

とはいえ、自分だけよければという小さい範囲の愛だと、他の人との間で争いを生じてしまい、結局幸せにはなれません。

自分を満たしたら他人にも与える、愛を広げるという言い方もできるかもしれません。そのバランスをとることが大切です。

7.お金で悟りを求めるのは今にいない証拠

スピリチュアルの世界では、お金を出してでも悟りたいという人がたくさんいます。高額なセミナーに行ったり、高いマントラを買って瞑想したり。そういう人がなぜ悟りたいのか考えてみると。。

動機としては、悟ったら楽になれる、特別になれる、苦しみから解放されるといったところでしょうか。そのいずれもが、元をただすと不安や恐れから来ています。

結局、先を案じているわけです。お金で悟ろうという試みは、今にいないという時点で、悟りから遠ざかってしまうことに気づくことが必要です。

8.お金から解放されてこそ自由になれる

私たちの願いの多くが他人の領域をコントロールしようとするものです。お金はコントロール欲求の表れ。お金儲けからして、買う(セールス)とか、集める(集客)とか他人の行動を変えようと躍起です。

これらは「自分には力がない、自由ではない、だから世界をコントロールしたい」、そんな恐れから来ているのです。

だけど、恐れに振り回されて何とかしようとしている限り、皮肉なことに自由は決して手に入りません。恐れていることは本当か、丁寧に自分の心を見ていく必要があります。

恐れは背中を見せて逃げるほど大きく、直面してできることをするほど小さくなる性質があります。そうやって、一つ一つ恐れに向き合っていくと、本当の意味での自由が大きくなるのです。

9.お金以外の可能性を考えてみる

何度も出てきますが、お金がなくなるのはやはり恐怖です。でも、貯金しても保険に入っても、先が読めず、変化が大きいこの時代、絶対安心とは言い切れませんね。

だからこそ、お金に執着するのではなく、お金がなくても大丈夫、最悪無一文になってもいいと、もしそんな自分を受け入れられたら、苦しみから解放され悟りに近づけるでしょう。

そのためにはお金は一つの手段に過ぎないことを知っておくとよいでしょう。やりたいことをやるのに最も大事なのは、自分の中にある情熱かもしれません。

たとえ、お金があっても、時間があっても、心の火が消えていたらなにも始まりません。逆に魂の欲求のようなものがあれば、お金はどうにか集めるし、時間もどうにか勝手に作り出せる。そんな経験が力になるのです。

10.お金が入ってくるかどうかは自分のあり方次第

お金は欲しい、でも頑張らないと入ってこない。いや、頑張らなければ受け取ってはいけない。そう考える人が大半ではないでしょうか。

でも、その思いこそ、つまり、自分の中にある前提がお金が入ってくるのをせき止めているとしたら。。その思いは、幼少時の体験、つまり、親の影響によるものが非常に多いです。物心ついたころから当たり前のようになっているのです。

その前提から脱するため、前提を変えてみることが有効です。お金は見えないけれど回っていて「ある」。あたかも空気のようなものです。そして、自分にはお金を受け取るだけの価値、豊かになる価値があることを「認め」ます。

実際にお金があっても、心の中で「ない」前提、自分に価値を「認めない」前提では、いつまでたっても安心できず、頑張り続けなければなりません。本当に豊かなお金持ちには、いつもお金がない人には常識外の「あり方」がベースにあるのです。

まとめ

このように見てくると、悟りの道を歩く、すなわち、精神性を高めて豊かで穏やかに生きる上で、お金との関わり方が大事なポイントであることは間違いないようです。

お金と精神性は両立しないという根強い考え方があることもたしかですが、私はそうでないと思っています。

お金は人が生み出した道具ではありますが、本来は無色透明のエネルギーのようなものです。無色透明だからこそ、お金は自分の姿をはっきりと映し出してくれます。

お金の取り扱いをよりよいものとすることは、自分を高め、しかも、豊かな人生を送る上でも役立つ点で、とても意義のあることだと言えるでしょう。

以上

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この記事を書いた人

祇場 駿矢(しば しゅんや)
幼い頃から「人は何のために生きるのか」「人はどこからきてどこへ行くのか」「ここは自分がいる場所ではない」などと考える子供だった。

ところが、昭和の成功の常識に染まり、京大法学部からメガバンクに。バブル崩壊からITバブル、リーマンショックなど日本経済の栄枯盛衰を経験。

忙しい毎日を送りつつも、目に見えるモノ(物質、金銭、地位、肩書き)では、決して心が満たされることはないことに気づく。

世間的なうたかたの価値に見切りをつけ、人間が生きることの本質的価値を探究して2014年に銀行を退職、起業する。

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