悟りの窓

魂とつながる日本固有の自己成長の道

「引き寄せの法則」が「悟りを開く」のに役立つ5つの理由

約9分
「引き寄せの法則」が「悟りを開く」のに役立つ5つの理由

引き寄せの法則、引き寄せによる願望実現は、悟りの道を行く上でとても役に立ちます。

両者は相容れないという意見もあるなかで、なぜそうなのかについてみていきましょう。

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1.悟りと引き寄せは本来矛盾する?

(1)悟ったら思いのままの人生という誤解

悟りに関してよくある誤解が、悟ったら一切の苦しみがなくなる=ネガティブなことが一切おきない、というものです。

ユートピア幻想と言われるものです。おとぎ話のお決まりのエンディング、いつまでいつまでも幸せに暮らしましたとさ、ですね。

悟りというすごい状態になったら、きっと「引き寄せの法則」を思いのままに使って、どんなことでも思い通りになるかもしれない、いや、なったらいいなということかもしれません。

まぁ、人生思うようにならないことだらけですから、気持ちは分かりますが。

しかし、当然ながらそんなことはなく、悟りを開いた人であっても、事故や病気をはじめ、想定外のことは少なくはなるかもしれませんが、絶対起きないというわけにはいきません。

悟りを開いた人が、苦しみから離れられるのは、なんでも思いどおりになるからではなく、思いどおりにしようという思いを手放すからです。

むしろ、引き寄せの法則で、思いどおりに願望を実現したいという気持ちは、悟っている状態とは相容れないものであることがわかります。

(2)悟るためには欲を捨てることが必要という誤解

悟るためには、思いどおりにしたいという思いを手放すことが必要、ならば欲を捨てなければならない。

当然、引き寄せによる願望実現も含まれるように思えますね。

悟りといえば、仏教的なイメージが色濃いですし、仏教といえば、出家、修行などが頭に浮かびます。

俗世間の欲は、金銭欲、所有欲をはじめとして、捨て去ってこそ悟りの境地があると考える人も多いでしょう。

それで、自分には到底無理、悟りなんて縁がないと思ってしまうのかもしれません。残念なことです。

でも、実はそれもまた誤解なのです。大事なことなのでもう一度言います。

悟るためにはまず欲を捨てねばならないということはありません。

 

以上、引き寄せと悟りにまつわるよくある誤解をみてきましたが、そうなると引き寄せと悟りは相容れないもののような気がしませんか?

それもまた勘違いなんですが、そんなふうに思ってしまうのは、次にみる引き寄せの2つの意味を混同しているからと考えられます。

実のところ、引き寄せをうまく使うことは、悟りにもたいへん役に立つのです。

続いてみていきましょう。

2.引き寄せの2つの意味

引き寄せには2種類あって、意図する引き寄せと、意図しない引き寄せがあります。それぞれを説明します。

(1)意図する引き寄せ

自分が思考で欲しいと考えたり、願ったものを引き寄せるのが願望実現です。

ケーキや洋服などのちょっとしたもの、車や家などの比較的高額なもの。

恋人などの人間関係。ビジネスなどの出来事に類するもの。

人によって願望がさまざまなように、なんでも引き寄せの対象になり得ます。

もっと幅広く環境や生活全般までを対象にして、望む現実の創造と言ったりもします。

これは分かりやすいですね。

(2)意図しない引き寄せ

そして、もう一つ、意図することなく、誰もが常にやっている引き寄せがあります。

それが意図しない引き寄せです。

これは言ってみれば、無意識的な「波動の法則」の発動です。

「波動の法則」は、重力や抵抗などと同様、自然の法則ですから、いつも例外なく働いています。

「波動の法則」とは、意図するかしないかにかかわらず、自分の状態(内面の潜在意識の波動)に合ったものが現れるということです。

いわば、自分の内面の状態が外側の現実に映し出されているようなものです。

まぁ誰のせいでもなく自己責任である点、私などはとてもフェアだと思うんですが、それに気づかないと、人のせいにして自分を無力だと嘆くなど、悲劇というか喜劇というか、を演じることになります。

(3)2つの引き寄せが意味するもの

そういう意味で、自分の状態を意識的に決めれば(1)の意図する引き寄せに、無意識、無自覚ならば(2)意図しない引き寄せになります。

意図する引き寄せが機能する、つまり、願望が実現しているということは、顕在意識と潜在意識が一致している状態です。

実現していないということは、顕在意識ではそれを望んでいても潜在意識はその波動にはなっていないということを意味ます。

意図しない引き寄せが働いている状態は、顕在意識で自分の潜在意識の状態を捉えていない、すなわち、無自覚か、思うに任せない状態であるということです。

つまり、顕在意識と潜在意識の状態を、引き寄せの法則を意識することで捉えることができるのわけで、これが悟りを目指す上で非常に役に立ちます

それでは、引き寄せを具体的にどのように悟りを開くのに役立てるのかをみていきましょう。

3.悟りを開くのに引き寄せをどう役立てるのか

(1)自分の状態のチェックに

悟りの状態を、意識の観点から説明すると、潜在意識と顕在意識が一致している状態と言えます。

人の本質は魂なので、いわば、魂の波動が行き渡っている状態と言ってもよいでしょう。

この状態では、いろんなものごとがスムーズに進んでいきます。

顕在意識で望むことと、潜在意識、そして、それらを総合した自分の状態は一致しているので、願っていることが比較的スムーズに実現します。

自分の状態がどうなのか、引き寄せを意識することがそのバロメータになるのです。

しかし、注意が必要なこともあります。これは引き寄せとは違いますが、願望実現と言ってる人もいるので念のため書いて起きます。

顕在意識が、トラウマなどの影響を受けた固定観念を強く信じてしまい、無理やり思いを実現しているような時です。

たとえば、小さい頃貧乏でバカにされたことをバネに、どんな手を使っても成功して見返そうといったケース。

強い執着と頑張りで、裏切りも厭わず法律スレスレのことをすれば、ある程度の成功は収められるかもしれません。

しかし、それでは魂と大きなギャップを生じてしまうので、悟りはおろか、幸せにすらなれないでしょう。

(2)自分を満たすために

話を戻して、引き寄せによって自己一致が高まった状態に近づいていくなかで、思いがスムーズに実現していくと、自分を満たすことが容易になります。

人は誰もいるだけで価値ある存在ですが、その価値に見合った環境を自分に与えることができるからです。

たとえば、静かで緑が多い環境に暮らすこと。快適で心休まる住居。

栄養価が高く、自然のエネルギーに溢れ、旬の新鮮な素材を使った、彩り豊かで美味しい食事。

体を優しく包み、美的センスも満足させてくれる洋服。

行きたい時に行きたいところにいける時間と移動の自由。

これらは欲を捨てることとは、一見真逆に見えるかもしれません。

しかし、本当に上質のもので自分を満たすと、満たされきった自我は、もっともっとと欲張ることをやめてしまいます。

多くの場合、決して際限のない欲に飲み込まれることはありません(潜在意識に大きなトラウマがある場合は別のケアが必要)。

自分を満たしていると、自分にとって本当に大切なものに目が向く、いつも感謝であふれている、行動する活力が湧く、など、悟りに向かううえで、とてもいい状態を保ちやすいのです。

(3)自分が何者であるかを知るのに

先ほど、引き寄せは現実創造でもあると書きました。

そのとおり、わたしたちは自分の状態に応じて、自分の世界を創造しています。

もともと世界があって、そこに一人の人間として生まれてきたと思っています。

たしかにそういう面はあります。

でも、それだけではありません。自分が生まれたから自分の世界が創造されたということです。

これらは相対立するもの、どちらか一方ではなく、どちらもそのとおりなのです。

上に述べたことは、単なる概念です。たとえ、そのとおりと信じたとしても。

しかし、自分の状態に合ったものが引き寄せられ現実化するのを目の当たりにすることは体験です。

そこには誰がなんと言おうと、自分自身が体験した事実です。

悟りには、自分が本当は誰なのかに目覚めるいう意味合いもあります。

自分が地球という一惑星に生まれたちっぽけな存在ではなく、宇宙の創造主である一面に気づくことは、そこに向かう上で大きな助けとなることはいうまでもありません。

(4)全てを受け入れるのに

自分が創造しているものだとはいえ、すべてが自分の思いどおりにはなりません。

望んでいることが実現するのではなく、必要なことが現実になるからです。

特に、他人と共同創造している大きな範囲の出来事にはそれが顕著でしょう。

また、顕在意識で魂をはじめ顕在意識の情報を完全に捉えられるかも微妙です。

結局、すべてのことはそうなるべき理由を持っていて、それを神ならぬ身の私たちがすべてを捉え切ることはむずかしいのかもしれません。

悟りに近づいていてもそれは同じことです。

そうして、どんなに引き寄せや願望実現に熟練したとしても、最後の最後はやっぱり思いどおりにはならないことになります。

そして、それを受け容れるのです。

ポジティブなもの、よいものでだけでなく、ネガティブなもの、わるいものも、そのまま認めて受け容れる。

それが愛です。

宇宙の普遍意識は愛なので、悟りの道が愛に還る道であるのは当然かもしれません。

引き寄せを通じて、最後は、どこまでいっても思いどおりにならないことを受け容れて、悟りへとさらに近づくのです。

(5)悟りに自然に向かう道として

この記事の前半で、悟るために最初から欲を捨てると考えるのは考え違いだと言いました。

その意味がわかっていただけたのではないでしょうか。

引き寄せをつうじた願望の実現、その達成状況からのフィードバック、引き寄せられたことの活用、自分という存在を知る、そして、最後はすべてを手放すことにより悟りを目指すことは、極めて合理的です。

なぜなら、よくなろう、成長しよう、幸せになりたいという人としての自然な欲求を否定しないためです。

ということは、苦行に代表される無理な努力をしなくても、悟りに近づくことができる、より自然で容易なアプローチなのです。

4.まとめ

引き寄せと悟りの関係性についての整理、いかがだったでしょうか。

引き寄せも、悟りも、人間が本来持っているポテンシャルを生かすという点で、共通する点があるのでしょう。

引き寄せの法則をうまく使って、豊かに楽しく、自分を高めていける悟りの道を歩めたらいいですね。

以上

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この記事を書いた人

祇場 駿矢(しば しゅんや)
幼い頃から「人は何のために生きるのか」「人はどこからきてどこへ行くのか」「ここは自分がいる場所ではない」などと考える子供だった。

ところが、昭和の成功の常識に染まり、京大法学部からメガバンクに。バブル崩壊からITバブル、リーマンショックなど日本経済の栄枯盛衰を経験。

忙しい毎日を送りつつも、目に見えるモノ(物質、金銭、地位、肩書き)では、決して心が満たされることはないことに気づく。

世間的なうたかたの価値に見切りをつけ、人間が生きることの本質的価値を探究して2014年に銀行を退職、起業する。

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