Fillzセッションの特色は、古くて新しく、どこまでも本質的で、また科学的でもあることです。
順に説明しましょう。
1.やり方(to DO)より在り方(to BE)
世の中は相変わらず、どうやって行うかというハウツーが全盛です。
マニュアル化により本質が見失われると言われて久しいですが、むしろ、画一化、効率化を目指す世の流れはとどまるところを知りません。
しかし、そんな経済優先の考え方にも変化の兆しが見てとれます。
効率化や経済の発展が必ずしも幸せに結びつくとは、もう誰でもわかっているでしょう。
Fillzが提唱する悟りの道では、やり方(to DO)よりも在り方 (to BE)に重きを置きます。
「どう行えばできるか」ではなく、「自然にできる状態にどれだけ近づくか」という内面重視の考え方です。
どう行えばできるかという発想は、最初に成果ありきの考え方です。
今時、「目的のために手段を選ぶべきではない」なんて、正面切って主張する人はいないかもしれませんが、煎じ詰めれば同じ発想です。
目的を追求するなかで、手段は悪しき方向にそれていくのが世の常です。
一方、在り方を優先する考え方は、結果は自ずとついてくるという発想です。
一度で結果に結びつかないことの方が多いかもしれません。
理論的には在り方→思い→現実となるはずですが、現実にはいろんな要素が関係しますので。
その場合、根気強く修正していく必要があり、その過程で、いかに自分を信頼できるかが問われます。
ゆえに、結果が出るまで時間がかかることも多いですが、一度結果が出れば、頑張らずラクに結果が出続けます。
また、状況が変わったとしてもベースがしっかりしているので、いち早く対応して修正しやすいというメリットもあります。
悟りの道を行くうちに、「自然とできる」度合いはどんどん高まります。
最終的に、「形式的なものは使わずに意図すればできる」のが理想ですね。
その究極が、私たちの大元である神様(大いなる存在)というわけです。
2. 表面に捉われることなく本質重視
表面とは現実、本質とは意識や思いのことです。
現代においては、現実を変えるということが重要視されています。
というか、されすぎていると感じます。
購読しているメルマガに、あるヒーリングについて、現実が変わるから「本物」です、といった表現がありました。
たしかに、現実が変わらないのは問題です。
そこまでの力がなく気休めか、悪くすると詐欺かもしれません。
しかし、現実が変わるからと言って、本物とは限りません。
現実は、本質を実態とすれば、幻影のようなものであると聞いたことがあると思います。
これは本当で、本質が変わらなくても、都合よく現実を変えることは実は可能です。
代表的なものは、念や術と呼ばれる類のものです。
当然、前項で述べた結果が自然についてくるという考え方とは、相容れません。
エネルギー的に悪と呼ばれるような見えない存在とつながるリスクも高まります。
現代では、人生をよくするサポートとして、多くの選択肢が存在します。
スピリチュアルな手法としては、願望実現、引き寄せ、非二元(ノンデュアリティ)等があります。
もう少し一般的な方法としては、コーチング、カウンセリング、コンサルティング等でしょうか。
それらのいずれも現実を改善することに重きを置きすぎというか、正直、捉われすぎているようにも感じます。
理由としては、目に見えない本質を変えることはもちろん、きちんと捉えることさえカンタンではないことがあるでしょう。
また、目に見える現実を対象とする方が取り扱いやすく、ビジネス的にもより易しいからということもあるでしょう。
しかし、本音を言ってしまえば、セッションで現実が思い通りになるのは当たり前。
でも、本当にそんなところで満足してしまっていいんですか?
と申し上げたい。
当たり前ですが、この世界の現実なんて、死んでしまえばすべてがリセットされてゼロです。
この世界には体験するために来ています。
そして、何のための体験かと言えば、自己の本質、すなわち、魂を成長させるためです。
本質は現実を超えたその先にあり、その成長こそが私たちが目指すべきものであると、Fillzではそう考えています。
3. 心の機能や性質に的確に対応
(1)心の成り立ち
心は目に見えないので、多くの人が漠然となんとなく一つのものとして捉えています。
しかし、心は、異なる機能や性質を持ついくつもの層からなっています。
それは、水と油を超えて、水蒸気と金属以上に性質が異なるものです。
それを適当に同じやり方で扱ってもうまくいかないのはある意味で当然です。
もしくは自分の中で、何人かが同居生活を送っている様なものです。
自分のことなのにうまくいかないと悩むより、元々別人格ぐらいの気持ちで気を配る方が、人生はスムーズです。
Fillzでは、人の心の成り立ちを機能の面から、次の3つに分けて考えます。
自分という領域、感情、心の深層の3つです。
マインド(頭)、ハート(心)、スピリット(魂)という呼び方がしっくりくる人もいるでしょう。
この3つの部分に向けて、それぞれ的確に対応したセッションを提供しています。
(2)各領域の役割・性質など
(a)自分という領域
「自分という領域」(以下、自分領域)は心の表面近くにあって、意識できる部分です。
一般的に言う顕在意識のイメージに近いでしょう(実際には意識できない部分もあります)。
自分領域はまた、さらに3つの構成要素から成ります。自意識、固定観念、アイデンティティの3つです。
自意識は、自分領域の中核で、「私は、◯◯です」と言う際の「私は」に当たる部分です。
アイデンティティは自分を定義するもので、「私は、◯◯です」の「◯◯」に当たります。
例えば、私は男、私は父親、私は会社員、私は親切、有能、野球がうまい、、、など通常、人は無数のアイデンティで自分を規定しています。
固定観念は「〜とはこういうものだ」という固定化された思いです。
人生の優先順位とも言える価値観という言い方も可能です。
自分領域の最大の機能は、自意識が中心となり情報を集め、いくつかの選択肢の中から意思決定をすることです。
自意識はセンサーのようなものなので、繊細で傷つきやすくもあります。
アイデンティティや固定観念は自意識を守る鎧の役割を果たします。
ごくわかりやすく言えば、自分は社長だから偉い、美人だから愛されるといった形で、自分の存在価値を認める根拠となっているケースが多いです。
なので、アイデンティティや固定観念を否定されると、人は傷つき非常に痛みを感じるのです。
(b)感情
(イ)性質
感情は、本質的には、人間の構成要素の中でもっとも「なんでもない」ものです。
なんでもないとは、無色透明のエネルギーで、流動性が高くサラサラして、どんなものからも影響を受けやすいということです。
物質で一番近いものとして水を思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。
(ロ)種類
純粋なエネルギーとしての感情を具体的に列挙すると、
不安、恐れ、悲しみ、怒り、悲しさ、悔しさ、寂しさ、喜び、うれしさ、楽しさ
の10種類となります。
一般的にはさらに多種多様な感情が存在すると考えられています。
それらは心の他の部位から発生したものです。取り扱いが異なるので感情とは区別して感覚と呼んでいます。
(ハ)働き
感情は、自分領域と心の最下部にある心の深層の中間に位置します。
その位置からわかるように、心の深層の中核である魂からの情報を自意識に伝達する働きがあります。
言うなれば、感情は魂のメッセンジャーです。
また、感情は、心の深層にあるトラウマの反応(次項で説明)を、自意識が感じすぎないようにする緩衝材としても働きます。
心の痛みを悲しみという形で感じ切って流すことができます。
さらに、感情は、人を行動を駆り立てるエネルギー供給源でもあります。
感情をうまく使えば、行動が容易いというのは体験から実感できるのではないでしょうか。
そのほかには、感情エネルギーは、他人のそれとも混じりやすいのです。
他人との一体感を共有できる反面、悪い影響も及びやすいと言えます。
(ニ)よくあるケース
本来、感情は流動性が高いので、感情を感じ切ることですぐに流れ去ります。
子供って、ひとしきり泣いたらケロッとしていますが、実はそんな理由なのです。
しかし、感じることを抑えてしまったり、感じないことにしたりすると、感情は滞ります。
やがて粘性を増してドロドロして後を引いたり、ギリギリまで溜め込んで圧力が高まり、何かの刺激で爆発する(いわゆるキレる)など、非常に扱いづらくなっていきます。
男性の場合、感情のスイッチを切ること、女性の場合、感情に飲み込まれて振り回されることが多くなります。
いずれにしても、そうなるとますます感情との適正な関係がわからなくなり、いわゆる悪循環にハマっていきがちです。
(c)心の深層
(イ)魂
心の深層部の中核にあるのが、魂です。
何を持って自分というかという問いに対する答えが、魂と言えるでしょう(=本質的自己)。
人間は魂が成長する目的で、この世に生まれたとも言えます。
あるいは、魂が成長するプロセスにおいて、今は人間をやっていると言ってもいいかもしれません。
また、魂は、生まれてきた目的、人生の使命などの情報を持っています。
最も神に近い部分であり、純粋な喜びの波動を放っています。
ですから、人として、最も意義があり、最も充実して、最も幸せを感じる生き方こそ、魂とつながった生き方だと言えるでしょう。
(ロ)トラウマ
心の深層には魂の他にも要素があります。
トラウマと呼ばれる心の傷です。
トラウマは電球に付くホコリのようなものです。
電球自体の明るさは変わらなくとも、ホコリが積もると、輝きを失うのに似ています。
(種類)
トラウマには種類があります。
バーストラウマ、インナーチャイルド、過去生トラウマの3つです。
バーストラウマは生まれる前後(周産期)、インナーチャイルドは幼少期、過去生トラウマは過去生において満たされなかったことや傷ついた経験により生じます。
(性質)
エネルギー的には非常に安定していてそう簡単には変化しません。
感情はもちろん、固定観念などよりも安定しています。
三つ子の魂百までという言葉がありますが、一度ついたトラウマは滅多なことでは変化せず、変えられない性格の一部のように認識されています。
(作用)
トラウマは魂とは反対にネガティブな波動を生み出します。
バーストラウマは「自分は生きていてはいけないのではないか」
インナーチャイルドは「自分は愛されていない」
といった思いが典型的です。
トラウマが刺激されるような出来事を体験すると、大きく反応します。
これを自意識がキャッチすると、強い痛みとして知覚されます。
トラウマは生きづらさの最大の原因といってもいいでしょう。
心の一番深いところで、ネガティブな影響を与え続けるのですから。
具体的には、自分で自分に価値があるとは思えず、たえず他人からの承認を求めます。
このエネルギー、承認、愛の奪い合いや競争が、世の中の混乱の元凶と言っても過言ではありません。
トラウマを癒すことは 、世界平和の第一歩かもしれません。
(3)心の理想状態
Fillzセッションでは、これまで見てたような心の各部のうまく機能しない点、性質を踏まえて、理想的な状態により近づくためのサポートを行います。
それでは、自分領域、感情、心の深層、3つの領域は、それぞれどういう状態になれば理想的と言えるのでしょうか。
理想状態について、それぞれを一言で表すとこんな感じです。
・感情の理想状態 ・・サラサラした水のような状態
・心の深層の理想状態・・喜びの波動そのもの!
理想状態に近づくことは、すなわち悟りに近づくということです。
つまり、理想状態に近づくことが、悟りの道であるという言い方もできるでしょう。
4. まとめ
長い説明にお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
Fillzのセッションが、表面的な結果にとどまらず、真に価値のある本質の成長をフォーカスしたものであることがご理解いただけたでしょうか。
このような考え方は、わが国に少なくとも4、5千年前、縄文の頃より伝わる精神成長の方法に基づくものです。
ご承知のとおり、日本は世界で最古の国です。
世界を旅する私の師匠に聞いた話だと、日本ほど隅々まで、善きエネルギーを持つ見えない存在に護られている国はないそうです。
日本に生まれたこと自体が、とてつもない幸運であり、またとないチャンスといえるでしょう。
このチャンスを生かして、大きく魂を成長させたいものです。