悟りの窓

悟りの窓

子育てに疲れたら〜親子間の信頼回復のための3つの指針〜

約 10 分
子育てに疲れたら〜親子間の信頼回復のための3つの指針〜

来たるべき令和の時代に、人々が幸せで満たされたかつての日本を取り戻すには、教育の再生がポイントになると考えています。

江戸時代末期、幸せで笑顔がいっぱいの無邪気で子供らしい子供を育てる子育てが行われていました。

そして、大人になってからも、満足そうな笑顔を浮かべた幸せそうに見える日本人の姿を当時日本を訪れた外国人が手記に記しています。

その好循環を、明治期に近代化のために取り入れられた教育改革がこわしてしまいます。

教育をよくすることは、明治期に起きた社会の変化を逆回しにするということを意味します。

その際、個人でできることとして、家庭での教育をどう良い方向に持っていくかが大きな問題といえるでしょう。

少なくない親が、近代教育の結果である言うことを聞かず、反抗的な子供に手を焼いています。

身近な例では、スマホの使用時間をめぐる親子の対立は、多くの家庭で悩ましい問題となっているようです。

親子で激しい口論となり、親が子を感情的に叱ったり叩いたりすることで、ともに傷ついているような状況には胸が痛みます。

どのような考え方に基づけば、親子関係がより良いものになるのか考えてみました。

生命の樹コンサルテーション
手放す会

1. お母さんあなたはよくやっています

まず初めに、大前提として、いくら強調してもしすぎることはないぐらい大切なことを述べます。

子育てで最も重要な役割を担うお母さん(お父さんの場合もあるかもしれません、以下同じ)に覚えておいていただきたいことです。

それは、今の母親は過去の余裕があった時代と比較にならないくらい大変であるということです。

そして、母親であるあなたは、愛する子供のためにとてもよくやっているということです。

にもかかわらず、男親では大した助けになれない中で、子育てがうまくいかないことに自分を責めてしまうお母さんが少なくないように思います。

過去と現代が異なっている点を具体的に見ていくと、次の4つと考えます。

一つは、共働き家庭が増えたことです。仕事と育児の両立の大変さは言うまでもないでしょう。

次に、核家族化です。大家族で母親以外に子供の面倒を見る大人がいたり、年長の子供が子守をしていた時代と環境が大きく異なります。

三つ目は、現代の産科医療のもとで生まれる子供は、出生時の身体的、心理的負担と相関するバーストラウマが大きいと考えられることです。

具体的には、出産時の手術室の環境、出産後の母子分離、吸引、鉗子分娩、陣痛促進剤の使用など。

子供が自分のペースで生まれてこれなかったことによる心の傷です(医療効果を否定するものではありません)。

バーストラウマが大きいと、自己否定的な性質が現れやすくなります。

四つ目は、多くの場合、母親自身が、無条件の愛で包まれて育つ経験をしていないということです。

自分の寂しさを癒せていないと、子供に愛情を注ぐことに抵抗感が生まれます。

自分は欲しい形で愛をもらえなかったのになんであなたは、と子供が憎らしく感じたりすることがあります。

そして、母親とは、このような状況の変化のしわ寄せが一身に集まってしまう立場です。

ですから、まず思い出して欲しいのです。

上に挙げたようにとても大変な今の状況の中で、自分はよくやっており、母親の務めをしっかり果たしているということを。

そして、自分をねぎらって欲しいと思います。

子育てがうまくいかなかったとしても、母親の責任などではありません。

あなたもお子さんも、西洋近代教育の犠牲者という見方もできるのです。

2. 子供との信頼関係を強める3つの指針

前項の大前提を確認した上で、ちょっと厳しいことを書かせてもらいます。

子供が言うことを聞かないのは、親を尊敬していないし、信頼していないからかもしれません。

そうならないために、3つの指針、考え方を紹介します。

(1) 条件付承認をやめる

子供が必要とするのは、親など保護者による存在承認です。子供の存在を丸ごと肯定することです。

やってしまいがちなのは、「○○したら××してあげる」という条件付きの承認です。

包括すると、「親の意に沿うことをしたら、愛してあげる」ということです。

もちろん、そんな露骨な言い方はしませんよ。

そこでしばしば登場するのが「あなたのためだから」。

あなたのためと恩を着せて、本音は、親が子供をコントロールするために条件交渉しているわけです。

けれど、そんなのは子供にはバレバレです。

これって、この項の最初からすると、存在を無条件で肯定していないわけです。

つまり、こういうメッセージになっているということ。

「親の言うことに逆らうあなたは生きている価値がない」

うーん。ひどいですね。でも、間違ってはいないと思います。

これでは、親子の信頼関係が育まれるはずもありませんね。


もちろん、内容による程度の差はあり、そこまでの存在否定でない場合もあるでしょう。

しかし、少なくとも子供の承認欲求を煽ることは免れません。

つまり、親に認めて欲しいから、ほめられるからそうするということです。

「ほめて育てる」子育てなども該当しますね。

この場合、承認するしないは親の判断、物差しです。

つまり、自分以外の物差しで生きる人になってしまうのです。

現代では、何をしたいのかわからないという人が増えていますが、よく考えたらヘンなことです。

でも、子供の頃から、自分がしたいかどうかではなく、親に評価されるかどうかで選択しているから、自分がわからなくなるのです。

子供を条件付きで認めることの弊害がわかったでしょうか。

(2) 一貫性のない対応をやめる

二つ目は、何につけ、基準をブラさないと言うことです。

たとえば、電車の中でお菓子を食べるという行為を例にとります。

ケースバイケースということもあるでしょうし、各家庭で判断が分かれるかもしれません。

しつけとして筋がとおっていれば、どちらでもいいと思いますが、一貫していないと問題が生まれます。

親の機嫌次第で、同じことも「いいとき」と「悪いとき」がある場合、子供は混乱してしまいます。

もし以前と違う結論になるなら、子供がわかるように説明してやる必要があります。


一貫性ある対応は、道徳教育において特に重要です。

江戸時代会津藩では什(じゅう)と呼ばれる子供のグループがありました。

「年長者にはお辞儀する」「嘘を言ってはいけない」「弱い者をいじめてはならない」などのルールがあり、什の掟と呼ばれました。

その締めくくりの言葉が、TVドラマで有名になった次の言葉でした。

「ならぬことはならぬものです」

道徳は人としての道だから、その日の気分で変わったり、ズルをしたりしてはいけないものなのです。

ところが、子供に一貫性のない対応を取るような親は、得てして自分に甘く、その日の気分で言うことが変わったり、ズルをしがちなように見受けます。

これでは子供から見て親を尊敬できませんし、大人はずるいという不信感につながってしまいます。

子は親の背を見て育つというとおり、自分を棚に上げた説教はよくて効果がなく、多くの場合、逆効果であると覚えておきましょう。

(3) 子供を見くびらない

子供が幼かったりする場合よくあるのは、口から出まかせでごまかそうとすることです。

たとえば、実際にあった例ですが、電車で子供が「早く降りようー」と騒いだ際、「次で降りるから」と、実際は3駅先にもかかわらず、その場しのぎをする。

それって、嘘ですから。しかもすぐバレるし(笑)

あるいは、説明してもわからないと決めてかかり、高圧的に大声で押さえつけたり、ひどい場合は叩いたりする。

動物じゃあるまいしです。

要は、子供の能力を見くびっているのです。どうせわからないだろうって。

ところが、子供の理解力って、実は侮れません。

大人が嘘をついているとか、ゲスな下心があるとか、実によく見抜きます。

それは動物だってそうですよね。ましてや人間ですから。

言葉を選んで丁寧に説明することを習慣にしていれば、間違いなく、親が自分を尊重してくれているという気持ちは伝わります。

基準は、ウソ、強圧、暴力など、大人に対して絶対にしないことは子供に対してもしないということです。

相手を実際よりも見下しておいて、信頼関係を築けると思う方がどうかしていると思いませんか?

3. 3つの指針を元に子供にどう接するか

3つの指針、考え方、どうだったでしょうか。

NGな態度に共通するのは、子供を尊厳のある人間として扱っていないということではないでしょうか。

認めたくない気持ちはわかりますが、そうなってしまうのも仕方がないことだと私は思います。

自分も子供の時、親から同じようにされてきたはずであり、親が子供に接する他のやり方は知らなかったはずですから。

そうやって、親から子へと代々受け継がれていってしまうので、気づいた人が改めればいいのです。

何、大丈夫。

代々といっても、明治以降ですからかれこれ150年ぐらいしか経っていません。

日本の伝統からすれば例外的な期間でしょう。

やり直すのに遅すぎるなんてことはまったくないのです。

最後に、気をつけるポイントを3つほど上げておきましょう。

(1) 忍耐

あなたが3つの指針にしたがって、子供を尊重したからといって、すぐに子供が素直ないい子になるなんて思わないでください。

子供はさんざん尊厳を傷つけられてきたのですから、親のことを信じられなくなっていても当然です。

場合によっては、親の変化が本物かどうか試すようなことをするかもしれません。

その挑発に乗ってしまったら、それこそ相手の危惧したとおりになってしまうわけです。

一度失った信頼関係を取り戻すのが簡単ではないのは、ある意味当たり前です。

子供が不信を払拭するまで忍耐のしどころです。

(2) 任せる不安に負けない

相手を人間として尊重するということは、相手の主体性を尊重することでもあります。

子供が小さかったりすると口やかましくコントロールした方が、とりあえずはうまくいくかもしれません。

たとえば、ぐずぐずして学校の用意が遅い子供の場合、急に子供に任せてもすぐにできるようにはならないでしょう。

結果的に、学校に遅刻するかもしれません。

親としてはそうなっては子供がかわいそうと思うから口出しするのでしょうが、口で説明してもわからない場合、実際にその体験が必要なのかもしれません。

先生に怒られたり友だちに迷惑をかけたりして、ようやく改める気になるのでしょう。

でも、長い目で見たら一度や二度遅刻しても、自分で気づく方が有益かもしれません。

結局、親は子供のためではなく、自分のために世話を焼いているのです。

遅刻する子供を見て湧いてくる自分の思いを感じたくなかったり、自分の世間体を気にしてといったことです。

(3) 開き直る

それでも、子供に任せることが放任することのように感じられて、不安を感じるかもしれません。

けれど、口やかましく言ったところで、仕方がないのではないでしょうか。

もともと親の言うことを聞かないなら、これから子供が大きくなるほどますますそうなるでしょう。

また、親の押し付けで言うことを聞かせたとして、本当に子供のためにならないのは、もうお分かりでしょう。

どちらにしてもいいことはないわけで、だったら、今までと違うことをやってみようとある意味開き直るしかないのではないでしょうか。

4. まとめ

子育ての軌道修正は、まず親が自分のこれまでの努力を肯定すること、次に、指針となる考え方を身につけること、そして、その指針を実行に移すことです。

親子関係も相手のある人間関係である以上、一朝一夕に改善できるとは限りません。

しかし、間違いなく言えることは、子供が大きくなればなるほど難しいということです。

だから、すぐにでも始められるといいですね。

大丈夫。

人として子供の尊厳を認めようとする気持ちに嘘がないなら、気持ちはきっと伝わります。

どこまでいっても親子であり、子供への愛があるのですから。

以上

Facebook友達募集

Facebookのお友達申請歓迎です。
「悟りの窓」を見て、とメッセージしていただけるとスムーズです。

生命の樹コンサルテーション無料メールセミナー

生命の樹コンサルテーション
  • 「令和」の時代、天との繋がりを再び結び、使命やミッションのために生きたい
  • ありのままの自分を受け入れて、心から自由に生きられる新しい視点が欲しい
  • 自分の本質とその活かし方を知り、満たされた人生への再スタートを切りたい
  • 変わらない現状を突破するため、本質である見えない世界の力を活用したい
  • 魂とのつながりを取り戻し、自分が生まれてきた意味、本当に望むことを知りたい
もしあなたが上記の一つでも望んでいるのなら、無料メールセミナーに登録して下さい。 望む結果が手に入るかもしれません。
お名前
メールアドレス

詳しくはこちら

手放す会無料メールレター登録フォーム

お名前
メールアドレス

この記事を書いた人

祇場 駿矢(しば しゅんや)
座右の銘は「自分にとっての自分の価値は自分が決める」
自分だけの軸を己の中心に据え、自分を信じて生きることのすがすがしさを伝えています。
普段から物静かですが、悟りや自己成長のこととなると少しおしゃべりになります^^
Follow :

コメントする

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)