悟りの窓

ようこそ 最高の自分 という生き方へ

悲劇による悩みや苦しみから学び、悟りに至るには

約 7 分

生きていれば誰しも「悲劇」としか言えないような痛ましい出来事を経験したり、少なくとも、見聞きしたことがあると思います。

そして、今日、自分が「悲劇」の主人公となる可能性がゼロだと言い切れる人は誰もいません。

私たちはいつ訪れるかわからない「悲劇」に怯えながら生きていくしかないのでしょうか?

私は断じて「否」と思います。

以下では、「悲劇」の真実を解き明かすことで、悲劇というものは実は幻想でしかないこと、悲劇は心の成長を促し、やがて人を悟りにさえ導くことを説明します。

1.悲劇と喜劇は紙一重

「人生はクローズアップで見れば悲劇、ロングショットで見れば喜劇」(チャールズ・チャップリン)

これは喜劇王チャールズ・チャップリンの言葉です。この言葉ほど悲劇の性質を的確に表現した言葉はないように思います。

意味するのは、人生には個々に見ると悲惨で痛ましい出来事にあふれているように見えるが、人生全体を俯瞰すれば、それらの出来事もまた、可笑しさと真実を映し出す人生の欠かせない綾模様である、といったところです。

ネットでこんなことを書いている人がいました。その時には、「生きるか死ぬかぐらいつらかった出来事」も、数年、長くても10年も経てば、よい思い出になっていると。

たしかに、これは個人的にも思い当たるところです。今時、「私にはなんの悩みもない」なんて言ったら、その途端に能天気扱いされそうなぐらい、私たちは大なり小なり常に何かの悩みとともに暮らしています。

しかし、振り返って、3年前の今日、どんなことに悩んでいたかと問われても、ほとんどの人が覚えていないのではないでしょうか。

日記をつけている人なら覚えがあると思います。何年か前の日記を読み返した際、「なんだ、こんなくだらないことで悩んでいたのか」と感じたこと。

もちろん、長年悩んでいることで、ずっと心を占めているようなこともあると思います。

しかし、本質においてはすべての悲劇や悩みというものは同じなのです。次項でそれを見ていきます。

2.悲劇とは特定の見方に過ぎない

私のメンターの一人に、人間行動学と自己啓発の分野で世界的な権威として知られる人がいます。

その方の手法では、悲劇と言われるような事件や事故、人生で降りかかる様々な経験について、徹底的にそのメリットや役に立った点を見ていきます。

すると、最終的にどの出来事にもマイナスと同じだけのプラスが見つかり、出来事をそのまま受け入れられるようになります。

これは日常のささいな出来事に限りません。

殺人やレイプなど重大な犯罪の被害者やその家族であったとしても同じなのです。

想像もできないかもしれませんが、自分が運転する車の事故で4人の子供を一度に亡くした母親でさえ、例外ではなかったそうです。

全世界で何万人もの人がこの心理メソッドにより同様の体験をしています。「どんな出来事も中立、ニュートラルである」とは宇宙法則とも呼ばれますが、真実であることを証明しているように思います。

結局、悲劇や喜劇というのは、無色透明の事実に、関わる人が色付け、意味付けを行ったものであるということです。

では、意味付けとは何かを次で見ていきましょう。

3.悲劇を作り出しているものの正体

前項において、悲劇は最初から悲劇なのではなく、ある事実を悲劇と意味づけることで、悲劇が生まれることがわかりました。

その意味づけの根拠となっているのが、価値観、固定観念、思い込みと呼ばれるものです。

私たちは口を開けば固定観念と言われます。たとえば、「今日はいい天気ですねー」という何気ない挨拶。

これにも固定観念が潜んでいますが、わかりますか?

もちろんそれが悪いわけではありません。むしろ、全くないと生きるのがすごく大変だと思います。

ただ、その意味づけが、生きづらさや苦しみを生み出しているとしたら、放置しておけないのではないでしょうか。

たとえば、私たちは人から「馬鹿にされた」ら、気分を害しますよね。職場の上司などから継続的にやられたら、心の病気になりかねません。

しかし、この人を「馬鹿にする」という一見どう考えてもネガティブにしか見えない行動さえ、当人にとって隠れたメリットが存在します。

それを見えなくしているのが、価値観、固定観念、思い込みなんですね。

空の月に半分だけ太陽の光が当たった状態を思い浮かべてください。半月ですね。

月が見えているのは半分だけですが、影の部分が見えないからといって無いわけではありません。

価値観などは一方から当たる日の光のようなものです。

4.悲劇が消え去る悟りの力

これに対して、悟りとは思い込みの囚われから解放されて、さまざまなことを知ることなので、どちらの側面も見ることができます。

悟りの知恵とは、全方向から満遍なく照らす光のようなものですね。

悟っている人は何事にも動じない、不動心などと呼ばれますが、マイナスの出来事に対して心を動かさないわけではないのです。

悟った人にとっては、瞬時に出来事のマイナス面に加えてプラス面も把握できるので、マイナスの出来事というのがなく、したがって心を動揺させる要素がないのです。

このように意味付けを外すことで悲劇は単なる事実に還元されます。

このことは、悟りには至らないまでも、私たちに大きな恩恵をもたらします。

マイナスとプラスが中和したとき、何が生まれるでしょうか。

答えは、愛と感謝です。

物理的には物質と反物質が衝突すると、光と膨大なエネルギーが生まれる対消滅という現象です。

もともと一つであった愛が、分離して二元性が支配するこの世界ができたわけですが、局地的にその逆のプロセスが体験できるということです。

これは本当に素晴らしい体験です。

また、そもそも悲劇などはないことはどれほど世界が安心な場所になるでしょうか。

私たちは外部からの力に翻弄される弱い存在ではありません。自らの意識の力のみにより、この世界を創造した存在と同質のエネルギーを生み出すことができるのです。

一般に悲劇とされるような出来事が起きることは避けられないかもしれません。しかし、このような心のあり方を身につけておくことができれば、どんなことがあっても冷静に対応できる気がしてきます。

何が起きても不思議ではないと言われるほど、想定外の出来事に溢れる今という時代の波をたくましく乗り切りたいものです。

5.それでも「神はいるのか?」と問いたくなる悲劇について

最後に、それでも「この世には神も仏もないものか」と問いたくなるような大きな悲劇をどうかんがえたらいいのかについて、触れておきましょう。

たとえば、あちこちで起きる戦争や虐殺、テロ、大地震や噴火、台風・ハリケーンのような自然の大災害などですね。

私はあるとき、世界的な小説家パウロ・コエーリョの「第五の山」という小説の中にその答えを見つけました。

背景を説明しておくと、小説は旧約聖書の物語で、主人公エリヤは安定した生活を捨てて預言者として生きるよう神(実は自分の魂とも言えると思います)から迫られます。

しかし、愛する者の国が敵国から攻められて多くが死に絶える悲劇を目の当たりにし、これまで神に従ってきたエリヤも、たまらず神の使いである天使に抗議の声を上げる場面です。

以下に引用します。

エリヤ「なぜ、世界を作った神は、運命の本を書くために、悲劇を使うのが好きなのですか?」

天使「自分が何を言っているかお前はわかっていないのだ」

悲劇などはない。あるのは、不可避な出来事だけだ。すべてはそうあるべき理由を持っている。お前は、一時的なものと、永続的なものを区別するだけでいいのだ

エリヤ「一時的なものとはなんですか?」

天使「不可避なことだ」

エリヤ「では、永続的なものとは?」

天使「不可避なことから学ぶことだ」

(「第五の山」パウロ・コエーリョ)

天使は、「そうあるべき理由」のため、出来事が「不可避である」と言っています。

そして、出来事は一時的で過ぎ去るものだとも。

しかし、出来事からの学びは永続的であり、それこそが「理由」なのでしょう。

上述したように、学ぶのは本質的な「愛」です。

多くの人が「愛」を持つ生き方に目覚めることだけが、唯一、不可避な出来事を回避する手段なのではないでしょうか。

6.まとめ

悲劇から愛を学び、そして、悟り、すなわち、真理を知ることこそ、人が生きる意味のひとつかもしれないと感じました。

しかし、神は決して好んで悲劇を起こしているわけではないと思います。

歴史の中で、散々不可避な出来事を選択し続けた私たちも、そろそろ悲劇を使わない学び方を学ぶ時期かもしれません。

以上

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この記事を書いた人

祇場 駿矢(しば しゅんや)
座右の銘は「自分にとっての自分の価値は自分が決める」
自分だけの軸を己の中心に据え、自分を信じて生きることのすがすがしさを伝えています。
普段から物静かですが、悟りや自己成長のこととなると少しおしゃべりになります^^
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